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花と緑とあゆのまち 甲佐 熊本県の"ほぼ"ど真ん中 熊本市の南方約20kmに位置する甲佐町は、南北に清流「緑川」が貫流する自然豊かな町です。緑豊かな山々、清らかな川の流れ、肥沃な大地など自然の恵みを十分に受け、農業を中心に文教の町としても発展してきました。 全国的にも有名な”やな場” 竹で編んだ簀(す)に落ちてくる鮎を捕る梁(やな)漁ですが、甲佐のやな場はもともと寛永10年(1633年)に肥後藩主の細川忠利侯の命によって造られた水田用水調節の場でした。その後、代々の藩主が毎年とれたての落ち鮎を楽しみにご来遊される場所として、広く知られるようになりました。 阿蘇神社の"二の宮"とも 甲佐神社は、阿蘇神社の摂社で阿蘇神社、甲佐神社、健軍神社、郡浦神社を総称して阿蘇四ヶ社ともよばれます。十二世紀には阿蘇本社領の末社領となり、「阿蘇家文書」にたびたび登場します。豊福荘生まれの豪族竹崎季長が元寇での奮戦を描かせた『蒙古襲来絵詞』は、この甲佐神社に奉納されたと伝えられます。鳥居をくぐった参道の途中には、両脇に珍しい灯籠が現れます。向かって右側には灯籠を担ぐお相撲さん、左側には灯籠に乗る龍です。
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