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日本最北の村「さるふつ」 【漁業】 オホーツク海に面した猿払村では、水揚げ量日本一を誇る天然ホタテをはじめ、毛ガニやサケ・マスが水揚げされています。 猿払村のホタテは流れの早い潮に鍛えられて身がプリプリとハリがあり、オホーツクの冷たい海で育つサケ・マスは脂がのって美味しいと定評です。 また猿払村では、広大な漁場にホタテの稚貝を撒き、数年かけて育てた後に漁を行う「資源管理型」の稚貝放流事業を行っています。 【酪農】 生乳に近いのどごしと濃厚な舌触りが特徴の猿払村の牛乳は、一頭一頭個性の異なる牛たちと、その牛と日々向き合う酪農家たちの惜しみない努力から生まれています。 猿払村の酪農は、漁業と並んで村の2 大基幹産業となっており、村のいたる所で放牧の様子が垣間見えます。 【子育て】 猿払村の年少人口は平成27年時点で15.5%と、全国平均の12.9%を上回り、また合計特殊出生率は全国平均の1.46に対し、猿払村は2.19と子どもが多く産まれていることもわかります。 猿払村では、「子育てボランティア」の育児サポートをはじめ、絵本をプレゼントするブックスタート、乳児の胃腸炎予防のためのワクチン全額助成の実施など、子どもの医療費を減額し子育てを応援する施策に村をあげて取り組んでいます。 【教育】 心豊かでステキな人がいる村」を目指して、「生きる力を身に付け、心身ともに健康で個性豊かな子どもの育成」と「自ら学び、その成果を活かせる環境づくり」を基本目標に、"学校教育""社会教育""社会体育"を進めています。現在、猿払村には4つの小学校があり、15人ほどの少人数学級の中で勉強に励んでいます。4つの小学校を卒業した子どもたちは、村唯一の中学校の拓心中学校に入学し、3年間共に学びます。 【自然】 猿払村に入ると、夏はのどかな景観をつくる酪農地帯と、壮大なオホーツク海が広がっています。開けた土地から見える空は広く、夜は満点の星空に。厳しい冬が訪れると、雪と流氷で真っ白な世界へと変化していきます。また海沿いを走る国道238号線は、周氷河地形が独特の景観を作り出し、近くには大小様々な沼が点在しています。 そして広大な森林から流れ出る猿払川には幻の魚と言われる「イトウ」が生息しており、その存在は猿払村の豊かな自然を裏付けています。
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