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小値賀町は、長崎県五島列島北部に位置し、大小17の島々からなる火山群島で、人口は約2,300人の長崎県で一番小さな自治体です。島の見どころは赤い砂浜の赤浜海岸、海蝕によってできた五両ダキ、国の天然記念物である斑島のポットホール、日本名松百選に選定されている姫の松原などがあり、小値賀町のほぼ全域が西海国立公園の指定を受けています。また、一部の地域は国の重要文化的景観に選定されている他、長崎県で唯一「日本で最も美しい村連合」に加盟しています。 小値賀島の東に位置する野崎島には、2018年7月に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つである「野崎島の集落跡」があり、国内外からの旅行客が年々増えています。 小値賀町の基幹産業は農業と水産業です。農業では肉用牛の畜産が盛んに営まれています。小値賀町は古くから和牛の産地として知られ、現在約740頭の牛が飼育されています。水産業では一本釣を中心に漁船漁業が営まれており、市場での評価が高いイサキを「値賀咲」、タチウオを「白銀」と称し、小値賀町のブランド魚として出荷しています。 近年では、農家や漁師の家で島暮らしを体験する民泊や、古民家再生の権威アレックス・カー氏が監修し、築100年以上の古民家をリノベーションした古民家ステイ、地産地消古民家レストラン等が全国的な注目を集めています。 また、島ではおもてなしの心を大事にしており、2007年から行われたアメリカの教育団体「ピープル・トゥ・ピープル」による国際親善大使派遣プログラムでは、小値賀町の民泊体験を通した人の温かさが高い評価を受け、世界一の評価を2年連続で受けました。 「“ぎばれ小値賀!”ふるさと寄附金」は、この魅力ある小値賀町を後世に残すための取組みとして、小値賀のこども達が様々なことにチャレンジできるようなプロジェクトや、英語教育の充実・海外修学旅行などといったこども達の学びを支援する事業のほか、小値賀および日本の貴重な資産である松や野崎島を未来へ残すための保全対策事業、基幹産業の後継者対策等に活用させていただきます。
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