製作にあたり、1970年代後半に廃盤となり現在でもThree Sファンの間で人気の根強いThree S F-18 トリプルオーモデルの型を使用し、オリジナルの型を完全再現しております。
様々な音響効果を鑑みブレイシングも最適な位置に職人が設計。
クリアだけど温かく芯のある響きで、艶やかな音の太さと単板スプルース特有の明るい響きを上手くバランスさせた音色に仕上げました。
ライニングの接着技術はヴァイオリンのライニング製作と同じ技法を用い、アコースティックギター専業のメーカーではないからこそ作れる独自の技術・個性を取り入れました。
ナチュラル・グロス(艶出し)塗装のボディは、表板にスプルース単板材、裏板と側板にローズウッド材を使用。黄金色の強い艶出し塗装が、高級感を増しどこかヴァイオリンを彷彿とさせます。
貝装飾がアウトラインとロゼッタに施された存在感と、ヘッドにはThree S ロゴをデザインし、マホガニー材のネックは手をスライドさせやすい滑らかさを重視。ネック裏にはボリュートを採用し、強度とともに高いデザイン性も取り入れています。