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令和3年10月北海道赤潮による漁業被害
寄附総額: 11,310,247円
寄附件数: 160件
1 被害発生時の状況(令和3年9月)
北海道釧路町では、赤潮の影響と思われる被害を受け、ウニの9割が死んでしまう大きな被害を受けております。
これまで経験のない事態に、生産者をはじめ、昆布森の漁師にとどまらず、町全体が落胆している状況にあります。
全国的にも高い評価を得ている昆布森産のウニは、生産者の並々ならぬ努力と妥協のない生産体制によるものです。
その生産サイクルは、毎年、稚ウニ(ウニ種苗)を放流し、育て、出漁し、加工して、出荷するまで3年以上を要します。
この度の赤潮の被害により、この生産サイクルも壊されてしまい、回復するまでに4年以上かかるものと見込まれています。
ご寄附いただきまいた災害支援寄附金は、昆布森産のウニの持続可能な生産サイクルへの回復に向け、使用させていただきます。
全国の皆様から昆布の森がある釧路町へのご支援をお待ちしております。
2 被害発生から1年を経て(令和4年9月)
令和3年9月に発生した赤潮被害の発生から1年が経過しました。
道東沿岸をおそった赤潮被害の被害はなくなりました。
しかし、失われた9割近いウニ資源の再生には、更に数年を要します。
稚ウニを育て、海に放流し、大きく成長するのを観察し続けます。
自然に繁殖したウニを含め以前のようにウニを獲り、加工し、お届けできるようになるまでにまだまだ相当な時間がかかります。
釧路町における持続可能なウニの生産サイクルの回復に向け、諦めずに稚ウニの育成や放流、観察等に取り組んでいます。
引き続き、ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
※誠に申し訳ありませんが、災害支援寄附に対して、返礼品はお送りしておりません。あらかじめご了承ください。
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