388654
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唐津焼 粉引唐津 彫絵 杯 三代中野霓林作
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36000
土から芽吹いたばかりの春の柔らかな草を思わせる模様が彫り込まれた、粉引唐津の杯です。
たっぷり掛かった釉が彫り込まれた草の模様に入り込んでやさしい雰囲気を醸し出し、
炎の力によって作り出された桃色の窯変が、白の釉薬の間からぽつりぽつりと顔を出し景色となっています。
また、轆轤を引いたときについた指の跡目が、無心に作陶に打ち込む霓林の姿を思い起こさせます。
お湯割りや氷を浮かべた焼酎はもとより、たっぷりとカフェオレを入れて一息ついたり、
深向付のように料理を盛ったり、茶碗蒸しを作ったり…あるいは小さな剣山を入れてを生けたりと、使い方が広がる素敵な杯です。
【事業者の思い】
安政年間、初代松島弥五郎没後、門下であった中野霓林(なかのげいりん)が窯を引き継ぎました。
霓林の功績により藩窯としての認可を小笠原長生公より受け、
小笠原家の家紋である『三階菱』を窯印として使用するようになりました。
徳川末期及び明治維新と共に、廃藩置県の為藩の加護なく中絶期に直面した際、
お茶碗窯として炎を絶やすことなく、今日の唐津焼隆盛の基礎をなしえました。
種田山頭火が初代に与えた「霓林」という雅号。霓は虹の意で、「虹の林」という名前は唐津市にある虹の松原を思わせます。
現在は、平成26年に祖父からその名前を受け継ぎ、三代中野霓林を襲名した中野正道が、
唐津焼の伝統を踏まえ茶陶をはじめ、細工物を手掛けています。
2022-08-11 17:16:36
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