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唐津焼 粉引唐津 片口 三代中野霓林作 「2023年 令和5年」
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73000
無心から生まれる炎の芸術 極致の美を求めて
口辺部の片側に注ぎ口がついた片口(かたくち)の器です。
すぼめた口のような形が愛らしく心惹かれます。
少し楕円形のフォルムのこの作品は、器の内外に控えめな
梅花皮(かいらぎ)模様を見ることができます。
側面にはうっすらとした桃色の紅葉手という窯変が出てきており、
使い込んでいくうちに美しく変化していく過程を楽しむことができる器でもあります。
お酒を入れるものというイメージがありますが、湯冷ましとして使ったり、
お料理を盛り付けたり、花を生けたりすることもできる便利な器です。
湯切れ良く後引きしないように口作りも工夫されています。
【事業者の思い】
安政年間、初代松島弥五郎没後、
門下であった中野霓林(なかのげいりん)が窯を引き継ぎました。
霓林の功績により藩窯としての認可を小笠原長生公より受け、
小笠原家の家紋である『三階菱』を窯印として使用するようになりました。
徳川末期及び明治維新と共に、廃藩置県の為藩の加護なく中絶期に直面した際、
お茶碗窯として炎を絶やすことなく、今日の唐津焼隆盛の基礎をなしえました。
種田山頭火が初代に与えた「霓林」という雅号。霓は虹の意で、
「虹の林」という名前は唐津市にある虹の松原を思わせます。
現在は、平成26年に祖父からその名前を受け継ぎ、
三代中野霓林を襲名した中野正道が、
唐津焼の伝統を踏まえ茶陶をはじめ、細工物を手掛けています。
2022-08-11 17:16:34
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