佐賀県のほぼ中央にあり、北部に天山山系がそびえ、中央部は肥沃な佐賀平野が開けており、南部には日本一の干潟・ 有明海に面している小城市。そこで、日本一の生産量を誇り、最適な環境で海苔づくりを行っているひので水産より「焼き海苔と塩海苔」をご紹介します。

佐賀名物の海苔とは

広大な干潟で知られる有明海にある佐賀県の海苔畑は、大小150本にもおよぶ河川から栄養分をふんだんに含んだ水が注ぎ込まれています。
この栄養豊富な河川水が最大6ｍという日本一の干満の差によって海水と混じることで、海苔作りに最も適した塩分濃度になります。
ここで作られた海苔は、カルシウムやミネラル、食物繊維が豊富で、健康にも良いと言われています。

ひと味違う、ひので水産の佐賀海苔

1日3回もの干潮時には、海苔芽が太陽の光を浴びてうま味成分が凝縮され、ほかの地域の海苔と比べるとパリパリとしていて口どけが良く溶けていく感覚になります。
さらに、ひので水産と他の佐賀海苔との一番の違いは「厚さ」にあるとひので水産の森永さんはお話してくれました。厚さが違うことで口の中に入れた時の食感も違うので、海苔だけでも十分に美味しく楽しめます。

職人の技の力が毎日の食卓に。

今回、インタビューをさせて頂いた森永さんは、先代より常に「良か（良い）海苔をとりなさい」と言われ続け、徹底的な研究を重ねました。今では、見た目や食感で「良い海苔」が分かるようになり、他の誰も真似できない「唯一無二の海苔」を生産しています。

地道に、美味しさのために。

美味しい海苔を作る過程で一番大変なのは「種の管理」です。
種の管理とは牡蠣殻の種を植え付け培養すること。のり種が付いた網を1枚ずつにして培養漁業に広げ、日中の太陽光線を受けることで、濃い赤みを帯びアミノ酸をたくさん含んだ柔らかく甘いのりに育ちます。
どれだけ太陽を浴びるかで良し悪しが変わってしまうため、種付けが完了したら日が昇っている間はずっと海上にいることになります。
その中で、台風の影響で漁業場が崩壊したり、冬の寒さの中でも美味しい海苔を作るために常に網の管理をし、本当に美味しい海苔だけを選定して出荷しています。

日本中に方々に海苔を届けたい

佐賀海苔は11月初旬と1月初旬に獲れる海苔が一番美味しく、ふるさと納税の返礼品に扱う海苔はこの時期の一番摘みのものだけを選んでいます。佐賀のお米と食べて頂くのはもちろん、海苔を焼いてインスタントラーメンやみそ汁に溶かしても美味しく召し上がれます。
2019年より始めたふるさと納税では、お客様よりお電話にて感謝の言葉をたくさん頂いており、味・質ともに自信を持っています。ひので水産自慢の海苔を是非、お楽しみください。