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ふるさと納税

兵庫県豊岡市の紹介

豊岡市は、兵庫県の北部に位置する県内最大の市です。
日本で最後の野生コウノトリの生息地として知られているほか、但馬牛、松葉ガニなどの産地としても有名です。
市内北部には国内有数の温泉地、城崎温泉があります。

冬になると外湯巡りや松葉ガニを楽しむ観光客が全国から訪れます。
そんな豊岡市は、日本一の鞄の生産地としても名をはせているのです。
今回は、豊岡市の魅力と豊岡鞄についてご紹介していきます。

豊岡の鞄作りの歴史は1200年以上

豊岡の鞄作りは1200年以上前に始まったとされる柳行李製品がルーツです。
柳行李とは、豊岡を流れる円山川の下流に自生していたコリヤナギを使用して作られたカゴを指します。

江戸時代に地場産業として確立して以降、生活様式が一新した明治時代に新素材が導入されたことにより、鞄生産に転換。
その後も成長を続け、国内有数の鞄の生産地に発展していきました。
コリヤナギを使用した行李鞄は、現在国の伝統工芸品に指定されています。

国内唯一の柳細工メーカー、たくみ工芸

豊岡市出石に位置する「たくみ工芸」は、現在も柳細工を製造・販売している国内唯一のメーカーです。
たくみ工芸は、材料となるコリヤナギの栽培から加工まで一貫して行っています。


コリヤナギ

硬いコリヤナギを力を入れて編み上げることで、何十年・何百年経っても耐久性が保たれます。

バスケット型や箱型など種類が非常に多く、編み方も複雑なため一人前の職人になるには10年はかかるそうです。


丁寧に編み上げられ、何十年経っても丈夫

豊岡鞄の生い立ち

豊岡の鞄の歴史は非常に長いですが、「豊岡鞄」という商標登録が取得されたのはほんの12年前。
それまでも、OEMなどで国内のほとんどの鞄が豊岡で製造されていました。

しかし、国産と記載はされていても豊岡で製造されているということは誰も知らないのが現状。
「国産の鞄のほとんどが豊岡産であるということを全国の人に知ってもらいたい」そんな思いを持った兵庫県鞄工業組合の組合員に努力によって、平成18年「豊岡鞄」の商標登録が認可されたのです。
この商標登録は、地域団体商標として初めのものでした。

すべての工程が豊岡市内で生産されている・作り手の顔が見えるなど、厳しい条件にクリアした製品だけが豊岡鞄と認定されるのです。
豊岡鞄が何よりも1番にこだわっているのは、品質の高さ。
売って終わりではなく、販売後のアフターケアも手厚く、長く大切に使ってもらえる鞄作りを徹底しています。

豊岡鞄が全国的に有名になるまで

豊岡鞄が全国的に有名になったのは、兵庫県鞄工業組合や生産者の地道な努力の結果でした。
豊岡鞄の商標登録取得後、全国の百貨店で催事を開始。
地道に全国を巡っていく中で、毎年少しずつお客様が増加していきました。


皇族の方も愛用されている柳行李の鞄

その中でも特に増加したのがリピート顧客。
全国を巡る中、昨年と同じお客様がまた買いに来てくれる、色違いを購入してくれることに喜びを感じたそうです。

その理由は言うまでもなく、豊岡鞄の品質の良さにありました。
ほつれない、はげない、傷んでも修理に出せる・・・豊岡鞄のこだわりが全国のお客さんの心を掴んだのです。

豊岡鞄の地域貢献

豊岡の鞄メーカーでは、鞄の生産だけではなく、地域雇用の活性化や若手人材の育成にも精力的に取り組んでいます。
豊岡鞄は、全て豊岡市で生産するため、地域に住む数多くの人たちが働いています。

腕のある熟練工はもちろん、経験の浅い人でも同じ品質のものを作るために最先端技術の導入などにも積極的に取り組んでいるのです。
他にも、鞄作りのエキスパートを養成するための「アルチザンスクール」や4か月で鞄縫製職人の養成する「鞄縫製者トレーニングセンター」など若手人材育成にも注力を注いでいます。

修了者に対し、兵庫県鞄工業組合の企業への就職サポートを行うことで、全国から鞄作りを学びたい・手に職につけたいという若者が集まってきています。
豊岡鞄を通して、豊岡市の地域貢献にも繋がっているのです。

豊岡市民の想いが詰まった豊岡鞄

豊岡鞄は、今や日本を代表する鞄ブランド。
その影には、長い歴史と沢山の鞄職人の努力があったのです。
機能性・美しさ・耐久性など、どこをとっても他にはない、唯一無二の鞄。

一度使いだすと、何年も何十年も持ち続けることができます。
豊岡の人々の想いの詰まった鞄を是非使ってみてはいかがでしょうか。

インタビュー・記事/佐原有紀

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